マッシモ・ボットゥーラ

「オステリア・フランチェスカーナ」でミシュランの3つ星を獲得し、「世界のベストレストラン50」で1位に2度輝いたボットゥーラは、フードロスや社会的孤立に対しての取り組みでも活躍。2015年にミラノで開催された食をテーマにした万博で始まった、最も恵まれない人々を支援するためのプロジェクト「レフェットリオ・アンブロジアーノ」の理念を具体化しています。さらにまた、妻のララ・ギルモアとともに、世界数カ国で活動する非営利団体「フード・フォー・ソウル (Food for Soul)」や、自閉症の若者たちにハンドメイドパスタ作りを通じて回復を促す社会活動的な工房「イル・トルテランテ (Il Tortellante)」も設立しています。

「オステリア・フランチェスカーナ」に加え、ボットゥーラは2011年にモデナに2軒目のレストラン「フランチェスケッタ58 (Franceschetta58)」をオープン。また、2019年にはエミリア地方の田園地帯にゲストハウス「カーザ・マリア・ルイジア (Casa Maria Luigia)」をオープンしました。2018年からは、フィレンツェとロサンゼルスにある「グッチ オステリア・ダ・マッシモ・ボットゥーラ (Gucci Osteria da Massimo Bottura)」と、W Hotels Worldwideと提携したドバイのレストラン「トルノ・スービト (Torno Subito)」を統括しています。

2017年にはボローニャ大学から名誉学位を、続いて2018年にはフェラーラ美術アカデミーから名誉卒業を授与されました。
2020年からはUNEP（国連環境計画）の親善大使も務めています。
著書『Vieni in Italia con me』、『Il pane è oro』（いずれもPhaidon Pressから出版）があります。