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25 3月 2022

オフィシャル・フェラーリマガジン:第54号

情熱

オフィシャル・フェラーリマガジン:第54号

今号では、2022年シーズンにF1デビューを飾るF1-75、ムジェロ・サーキットで注目を集めるFerrari Daytona SP3、そして情熱の地スペイン南部を走る296GTBを紹介します

文 – ロス・ブラウン

スクーデリア・フェラーリが設立75周年を迎える中、同チームに対する期待を一身に背負うのは、今号の表紙を飾るF1-75です。

新シーズンを迎え、新たなレギュレーションに基づいて始動したスクーデリア。数ヶ月におよぶサーキット外での準備を経て、サーキットでの成功を目指します。

Ferrari Daytona SP3は、1967年のデイトナ24時間レースで1-2-3フィニッシュを果たした名車たちにオマージュを捧げて名付けられました。ムジェロ・サーキットでは、その名が示す通り、レーシング・マシンとしての血統を走りで表現します。また、昨年Ferrari Daytona SP3を完成させた、マラネッロのスタッフたちに迫り、彼ら/彼女らの技術や情熱なども紹介します。




Ferrari 340 Americaが、フェラーリ・クラシケの手で息を吹き返しました。エンツォ・フェラーリから送られた古い手紙を頼りに、1951年のル・マン参戦時の姿に蘇ったのです。


昨年の春夏コレクションでは、V12のアセンブリ・ラインでキャット・ウォークを行ったマラネッロが、ミラノ・ファッションウィークでの秋冬コレクションで再びファッションのレベルを引き上げました。ロッコ・イアンノーネによる、Ferrari Romaにインスパイアされたクラシックなシルエットを紹介します。




スペイン南部のアンダルシア地方では、フェラーリ・チャレンジを制したミシェル・ガッティンの確かな運転スキルによって296 GTBのV6エンジンが試されます。このマシンは、296 GT3のベースにもなっている車両です。マラネッロは、6気筒エンジンを搭載するこの296 GT3によって、GTレースへの再参戦を果たそうとしています。


このほかにも、バーチャル・ル・マン24時間レースのパラレル・ワールドを探検したり、アート、音楽、ファッション、建築、映画といった各分野のエキスパート5人に、象徴となる作品を作るために必要なものを尋ねたりしているほか、父子ともにチャレンジ・レーサーとして活躍するミュジアル親子に話を伺ったりもしています。





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