アルプスの高級リゾート地であるサン・モリッツ、普段、そこはスキーヤーやスノーボーダーたちでにぎわう場所であり、アフタースキーや高級料理を存分に楽しめるスポットとしても有名です。しかし、2月末には、そのサン・モリッツにおいてスピードの祭典が開催され、フェラーリのクラッシック・モデルがインターナショナル・コンクール・オブ・エレガンスに参加すべくこの街に集結しました。
雪をかぶった山々を背景に開催された高速走行の祭典、「ザ・アイス」。それは、跳ね馬のヴィンテージ・モデルが展示される場であるとともに、フェラーリ・コルソ・ピロタ・クラシケによって忘れ難い体験が得られる場でもあります。多くの幸運なドライバーは、凍った湖の上でフェラーリのクラシック・モデルを走らせ、唯一無二の歓びを体験できます。
コルソ・ピロタのドライバーらがサン・モリッツの氷の湖上でクラシック・フェラーリのドライビングを体験する様子をご覧ください
週末を通じ、ファンたちは、インターナショナル・コンクール・オブ・エレガンスの素晴らしい光景に目を奪われた様子です。そこでは往年の名車もいくつか展示されていました。その多くは、フェラーリ・クラシケ部門が手掛けた車両です。
コースではドライバーが70年代、80年代、90年代のクラシック・フェラーリモデルのあらゆるレンジを楽しむことができました
しかし、この週末の真のハイライトは、コルソ・ピロタ・クラシケに参加したフェラーリ・モデルのオーナーらが、自身のヴィンテージ・モデルや厳選されたクラシック・モデルを雪上と氷上で走らせてみることができるというものでした。
このコースでは、プロのインストラクターたちが、308 GTB、550 Maranello、1980年代の3.2 Mondial、365 GTB4 “Daytona”などのフェラーリ・モデルを湖上で上手く走らせるための方法を参加者らに伝授。仲間意識を育みながら、コーナリングの技術もマスターできる感動的な2日間でした。
雪や氷上で車のスピードを制御するには高度な運転技術が必要です。エキスパートがそばでハンドルを握る者に重要なアドバイスを与えます。
また、サン・モリッツの美しいホテルに宿泊し、跳ね馬モデルのオーナー同士で豪華な食事を堪能できる機会も設けられました。
70年代と80年代の車両は、自然吸気エンジンと5速マニュアルのドッグレッグ・ギアボックスを搭載していて、カウンターステアなどの幾分まれな氷上走行技術を習得すれば、心躍るアナログなレース体験を味わうことが可能です。
赤のクラシック308 GTBと青の365 GTB4 “Daytona”が、I.C.Eビレッジの「Casa Ferrari」ホスピタリティの前に誇らしく展示されています