リシャール・ミルとフェラーリが新たな腕時計製作でコラボレーションした結果、クロノメーターの性能を再定義しながらデザインの限界に挑む唯一無二のタイムピースが誕生しました。性能、完璧、そして情熱という2つの高級ブランドが共有する価値観にインスパイアされた新たなRM 43-01トゥールビヨン・スプリットセコンド・クロノグラフ・フェラーリは、マラネッロのレーシングDNAへのオマージュであり、「手首のレーシングマシン」という時計メーカーの理念を体現する比類なきタイムピースです。
この新たなタイムピースはゼロから設計され、3年にわたる開発プロセスを経て腕時計製造における最も複雑で伝統ある2つの高度な機能、つまり精巧を極めたトゥールビヨンと、スプリットタイムを計測するための2本の秒針を備えたクロノグラフをシームレスに融合させています。それらは、レーシングドライバー用に設計された時計にとって不可欠な機能です。この時計は、チタンやカーボンTPT(薄層技術)などの先進的な素材を使用しているため、非常に軽量で堅牢です。カーボン TPTは、カーボンフィラメントの層を織り合わせた複合材料で、軽量で高い耐久性を備えています。
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新しいRM 43-01フェラーリは、極めて少ない150本の限定生産で、うち75本がマイクロブラストチタン、75本がカーボンTPTで生産されています。これは、マラネッロとスイスの時計メーカーとの確立されたパートナーシップをさらに強化し、2022年のRM UP-01フェラーリに続くコラボレーション第2弾モデルとなります。リシャール・ミルと跳ね馬との創造的かつ技術的な交流が深まった結果、今回の新しいタイムピースは自動車ブランドの類を見ない技術の世界観からインスピレーションを得て、数々の視覚的かつ技術的な要素を織り交ぜた繊細でありながらダイナミックな構成となっています。実際、クロノグラフの開発において、Ferrari Centro Stileは重要な役割を果たし、時計全体のデザインから、リューズや針、Purosangueのシートパターンをあしらったストラップといった細部に至るまで、さまざまな重要な要素のデザインを手掛けました。
時計のベースプレートのメタリック仕上げは、砂型鋳造されたエンジン部品の工業的精度を反映し、マイクロブラスト仕上げのブリッジはフェラーリのエンジンカバーの強化されたマット仕上げの表面を想起させます。直線的な構造部品は、隆起したリッジ、対照的な色調、X型の小さなサポートが施され、金色の六角穴付きスクリューが散りばめられており、これらはフェラーリのエンジンブロックやクランクケースに見られるパターンや部品、押し出し加工されたディテールに直接インスパイアされたものです。
リシャール・ミルの時計は3年の開発期間を経て、わずか150本の限定生産です
「このようなコラボレーションは、フェラーリのエンジンや部品と時計の要素に見られる視覚的な類似性だけでなく、価値観の類似性にも基づいています」とフェラーリのデザイン担当役員であるフラヴィオ・マンツォーニが語っています。さらに、「性能に関して言えば、技術的な目的を持つものは、同時に美しさも兼ね備えると考えています。機能美というコンセプトは、私たちが本当に愛して止まないものなのです」と付け加えています。
RM 43-01トゥールビヨン・スプリットセコンド・クロノグラフ・フェラーリのすべての要素は、フェラーリの車両と同様に、性能という観点で慎重に考慮されました。これには、微小な部品から素材の選定までが含まれています。必然的に、たったひとつのデザインの決定が、その部品の構造的な完全性や技術的な能力に影響を与える可能性があります。広範な衝撃試験、シミュレーション、そして徹底的な研究により、すべての部品がリシャール・ミルの妥協を許さない基準を満たしていることが確認されました。「ムーブメント製造者としての私たちの仕事はますます科学的なものになっており、それが、さらに耐久性のある部品を作り、さらに優れたパフォーマンスを提供するのに役立っています。」と、リシャール・ミルのムーブメント技術担当ディレクターであるサルバドール・アルボナ氏は説明しています。
RM 43-01トゥールビヨン・スプリットセコンド・クロノグラフ・フェラーリは、マラネッロの伝統への真のオマージュであり、象徴的なデザインと比類なきパフォーマンスを融合させたものです。それは、時計技術と自動車技術のシナジーの頂点の象徴であり、美学が機能と融合し、情熱が革新を推進する舞台です。