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価値ある目的

15 febbraio 2021

ベン・プルマン

「チェントロ・ディーノ・フェラーリ」協会での医学研究を支援するため、跳ね馬の歴史に関する限定版の書物や共著出版物が発売されます。


今週、エンツォ・フェラーリ生誕記念日のあと、彼の家族から寄贈された歴史的書物の特別コレクションが慈善目的で発売されます。集まった基金はすべて、フェラーリ家にとって特に重要な意味を持つ目的のために、医学研究の支援に充てられます。

跳ね馬の歴史に関する共同著作物や限定版の出版物は、イタリアのモデナにあるエンツォ・フェラーリ博物館(MEF)のフェラーリ・ストアで販売されます。世界中のコレクターは、museums.ferrari.comで収集品を予約することも可能です。

収益金はすべて「チェントロ・ディーノ・フェラーリ」協会に寄付されます。1984年にエンツォ・フェラーリが息子ディーノを追悼して設立した同協会は、イタリアのミラノ大学臨床神経学研究所における神経筋疾患、神経変性疾患および脳血管疾患分野の研究を支援しています。

同協会のために行われる今回の慈善活動は、1988年からフェラーリの副会長を務めているピエロ・フェラーリの発案により生まれたもので、彼が書物一冊一冊に自らサインを入れました。また、特別な蔵書票も、出版物の出所を証明し、これらの本の価値をさらに高める有益な目的を物語っています。

同協会の名誉会長であるピエロ・フェラーリが父エンツォの使命を受け継ぐことで、科学研究の進歩と支援を通じ、筋ジストロフィーやパーキンソン病、多発性硬化症といった深刻な病気に打ち克つことができます。

「父は、フェラーリの歴史は伝えられるべき物語であると言っていました。そしてその物語は、こうした歴史的出版物や限定版の書物のおかげで永遠に語り継がれていきます」とピエロ・フェラーリは述べます。「フェラーリの物語はこれらの書物の中に記録として残され、そこに詰まったたくさんの思い出は特別な機会に紐解かれるでしょう。私たちはこれらの貴重な書物を蔵書として保管してきましたが、こうして受け継いできた資料を真に善なる目的のために役立てるときがやってきました」

販売される書物には、1987年の「Drivers, what people ...(ドライバー、なんという人々…)」や「A life for the automobile(自動車のための人生)」(いずれも1998年版)の豪華化粧箱入りの番号付き特別限定版など、エンツォ・フェラーリ自身が執筆した作品の歴史的エディションも含まれます。そのほか、エンツォ・フェラーリの死の翌年に出版された1989年版フェラーリ年鑑も販売されます。