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22 11月 2022Magazine, Passion

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リシャール・ミルとフェラーリのコラボレーションにより、見事なRM UP-01フェラーリ・ウォッチが誕生しました。このウォッチの発売を記念して特別に制作されたショート・フィルムの舞台裏に迫りました

文:ジョン・シルコックス

完璧な一日を頭の中に思い描いてみてください。明け方、Ferrari Romaで南カリフォルニアの涼やかな松林を走り、山の曲がりくねった舗装路を駆け下りる。次に、最高出力1,000 CVのパワフルなFerrari SF90 Stradaleを駆り、真昼の暑さの中、何もない砂漠の道を走り続ける。


その後、太平洋に沈む夕日を眺めながら、ヴィンテージのFerrari 512 BBでロサンゼルスのダウンタウンの高層ビル群を通り抜け、クラブに向かう。一晩中踊り明かし、夜が明ける頃、丘の上にある邸宅に帰る。眼下には、威厳をたたえて宝石のように煌めく天使の街、ロサンゼルスの夜景が広がっている…。




RM UP-01フェラーリ•ウォッチが成果となったフェラーリとリシャール•ミルのパートナーシップを祝うスペクタクルなフィルムの舞台裏へどうぞ




夢のようでしょう?これは実は、リシャール・ミルとフェラーリという2つの象徴的なブランドの記念すべき最初のコラボレーションを祝って新しく制作された映画のストーリーなのです。その結果誕生したのが、RM UP-01フェラーリです。これは、リシャール・ミルがこれまでに手がけた中で最も薄型の時計であり、デザイン、エンジニアリング、クラフトマンシップに対する両ブランドの真摯な姿勢を体現しています。


リシャール・ミルの息子で、この映画の監督を務めたギヨーム・ミルは、「リシャール・ミルを身に着けるのは、時間を把握するためではなく、自分の運命をコントロールできるからです」と語ります。「フェラーリを運転するのと同じです。フェラーリに乗るのは、単にAからBへと移動するためだけではありません。フェラーリでは、ほとんどの人にとって想像もつかないような新たな感覚が掘り起こされます。パワー、パフォーマンス、コントロール…完全に病みつきになるような純粋な高揚感です。それはつまり、この映画で私たちが示したいと考えた 『人生を全力で生きる』ということです。」




長年にわたる仕事の成果である時計。何十ものプロトタイプ、ラボラトリーにおける研究開発とテストは6000時間に及びます




単純なことのように思えますが、これらすべてを映画に取り込むには、膨大な準備とロジスティクスが必要となります。パリ、ロンドン、マラネッロ、ロサンゼルスの各チームは、数か月にわたってクリエイティブなコンセプトの開発、ロケ地の確保、スタッフやタレントの発掘、専門撮影機材の手配、道路閉鎖や撮影の許可の取得などに奔走しました。


「RM UP-01フェラーリは、フェラーリと一緒に作った最初の時計なので、本当に大切なモデルです」とギヨームは説明します。「本格的なレースの雰囲気を纏っていながら、毎日着用することができます。この時計のすごいところは、ブルーレイ・ディスクのように非常に薄いのに、とても頑丈なことです。」




ミルがこれまでに手がけた中で最も薄型の時計であるRM UP-01フェラーリはチタン製のケースで、数ミリの薄さにもかかわらず45時間機能します




この映画のもうひとつの大きな特徴は、スピードです。フェラーリ車はその性能の高さで有名ですが、この映画ではそれが余すところなく表現されています。この映画ではごまかしや小細工を用いることはなく、カメラでスピードを忠実に表現するために、車はフル・スロットルで撮影されました。そのためには、車の特長を安全に披露できるような特定の道路を使用する必要があっただけでなく、撮影用の車もそのスピードに追従しなければなりませんでした。さらに、あるプロのドライバーは、車を限界まで追い込むことと同時に、演技をすることを求められました。


「一生忘れられない仕事になりました」と、ゴンサロ・ゴメス氏は撮影終了後に語りました。元レース・ドライバーのゴメス氏は、カメラの前での運転を任されました。




3台の異なるフェラーリ•モデル、4つの異なるロケーション、ドライバーのプロフェッショナルなパフォーマンスを活かして動画に取り組むチーム




跳ね馬のロゴがレーザー刻印されたグレード5チタン製ケースを備えたRM UP-01フェラーリは、厚さわずか数ミリですが、45時間のパワー・リザーブを持ち、最大5,000 Gの衝撃に耐えることができます。つまり、最高のパフォーマンスを追求していることを別の言葉で言い表しています。ここで再び、カリフォルニアの日差しの中で世界最高のスーパーカーを走らせる光景が思い浮かんできますが、自分の頬をつねる必要はありません。なぜなら、あなたの目は覚めていて、これはすべて完全に現実だからです….




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