初代246 SPは、オリジナル・バブルと細長いテールフィンをドライバーの背後に装備(マラネッロの中庭で撮影)。
1961年シーズンに246 SPと156 F1で採用されることとなった、2つの鼻孔を持つ「シャークノーズ」(縮尺モデルの風洞での実験による成果)
「ディノ」の名前で知られる、バンク角65°のDOHCエンジンは、数年間にわたり多種多様な排気量のものが製造されましたが、初登場は1956年のことで、フロント・エンジン・レイアウトのフェラーリ・モデルに採用されました。246 SPの場合、排気量は2417cc。リヤに配置されたトランスミッションとドライブトレインのためにV6のブロックが練り直されました。
モンツァでの試験中、246 SPはリヤ・ボディが取り払われていました。コーナーでは、テールフィンを設けた初期のデザインのものよりも速かったことから、革新的なリヤ・スポイラーを生み出すきっかけとなりました。
1962年の初のデイトナ3時間において2位でフィニッシュしたリカルド・ロドリゲスと現F1チャンピオンのフィル・ヒル。デイトナが24時間の耐久レースとなったのは1966年のこと。