1962: おとぎ話のような年のツーリングカー

02 10月 2019

1962年、スクーデリア・フェラーリはツーリングカーでも世界スポーツカー選手権に参戦しました。そのシーズン、フェラーリは2つのカテゴリーで優勝しています。2.0リッター以上のGTクラスには、主にプライベートチームが参戦し、3リッターまでのCoupe des Sportsクラスにはスクーデリア・フェラーリが参戦しました。

世界スポーツカー選手権のシーズンは、セブリング12時間で開幕し、プライベートチームであるスクーデリアSSSレプブリカ・ディ・ベネツィアのヨアキム・ボニエ/ルシアン・ビアンキ組が250 Testa Rossaをドライブして優勝を飾りました。次に迎えたのはタルガ・フローリオで、ベルギー出身のウィリー・メレスとオリヴィエ・ジャンドビアン、そしてメキシコ出身のリカルド・ロドリゲスがトリオを組んだスクーデリア・フェラーリがレースを制しています。

第3戦はニュルブルクリンク1000 kmレースでした。 ジャンドビアン、さらには同年のF1世界チャンピオンであるフィル・ヒルが活躍したことで、フェラーリ・チームはさらに1勝を挙げます。この2人のエースはル・マン24時間でも優勝し、スクーデリア・フェラーリの勝ち星を増やしました。