各種の瞬間ガレージ
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TTで5連勝

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246 P F1
Dino 246 S
400 Superamerica
250 GT 2+2
1961
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1960シリーズ開始
00:00
1960耐久レースでの活躍

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TTで5連勝

エンツォ・フェラーリとスターリング・モスのタッグがF1で実現することはありませんでした。その試みはあったのですが、実現には至らなかったのです。1951年9月、モンツァでのフォーミュラ2 IVグランプリで、モスはアルベルト・アスカリ、ルイジ・ヴィロレージに次ぐ3位を獲得しました。

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ルイジの勧めにより、フェラーリはモスにある話を持ちかけます。それは、9月にバーリで行われるF1グランプリのノンタイトル戦に自社のシングルシーターで出場しないかというものでした。1952年の契約を前提としてのオファーだったのです。交渉は成立したかに見えましたが、誤解が生じたために失敗に終わってしまいました。それから10年後、1961年の終わりにフェラーリは再びモスに対してオファーをし、ロブ・ウォーカー・レーシングチームにはフォーミュラ1カーを、そしてスターリングの父、アルフレッド・モスが率いるブリティッシュ・レーシング・パートナーシップ(BRP)には250 GTOを供給することで話しがまとまりました。しかし、準備が整った時、ロータスで参戦したグッドウッドでの大事故によって肝心のドライバーが引退を強いられてしまったのです。もしもタッグが実現していたらF1の歴史を変えていただけでなく、4度の2位獲得にとどまったモスに世界タイトルをもたらしていたかもしれません。 そうは言っても、モスは跳ね馬のマシンで15回レースに出場し、12回の勝利を挙げています。1960年と1961年には250 GT Berlinettaでロブ・ウォーカーから参戦してツーリスト・トロフィーで2勝を飾ると、その後はフェラーリとの契約に向けた準備が整ったものの、それが実を結ぶことはありませんでした。 モスが初めて跳ね馬のマシンでレースに参戦したのは1957年、バハマのナッソー・トロフィーでのことでした。彼はその時スクーデリア・テンプル・ビュエルから290 MMを駆って2勝を収めました。そして1958年、彼はルイジ・キネッテイがエントリーした335 Sでキューバ・グランプリを制しています。 グッドウッド・ツーリスト・トロフィーで初優勝を果たしたのは、1960年にロブ・ウォーカーから250 GT Berlinettaで参戦した時のことで、その後は、ブランズ・ハッチで開催されたレデックス・トロフィーでの勝利、そして再びナッソーでの勝利が続きました。

ツーリスト・トロフィーはイギリスで最も名誉あるレースであり、最強のイギリス人ドライバー達が集結しました。1960年の優勝は、マラネッロが1964年まで続けた5連覇という快挙の第一歩となりました。1961年、モスはウォーカーのマシンで再び参戦し、姉妹車のマイク・パークスをリードして勝利を獲得しています。 1962年のツーリスト・トロフィー開始時にはインズ・アイルランドに取って代わられ、結局は彼がレースの優勝者となています。そのレースはフェラーリが表彰台を独占するという記念すべきものになりました。アイルランドの250 GTOに続いてフィニッシュしたのはグラハム・ヒルとマイク・パークスがドライブするマシンです。ヒルとパークスの2人は、1963年のレースでもこの順でワンツーフィニッシュを決めています。 ヒルはその翌年も330 Pで出場し、プライベーターのデイビット・パイパーが駆るFerrari 250 LMを抑えて優勝を飾りました。 1964年のル・マン24時間レースでは、ヒルがヨアキム・ボニエとペアを組んで2位を獲得しています。優勝はジャン・ギシェ/ニーノ・ヴァッカレラ組、3位はジョン・サーティース/ロレンツォ・バンディーニ組であったことから、表彰台はフェラーリが独占することとなりました。マラネッロは見事にハットトリックを成し遂げたのです。 1960年と1961年にモスと一緒に優勝を飾った250 GT Berlinetta SWBは、跳ね馬の歴史において重要な1台となっています。1959年のパリモーターショーで披露されたこのマシンは、ピニンファリーナがデザインを担当し、カロッツェリア・スカリエッティの協力を得て組み立てられたもので、サーキットで勝てるロードカーの理想を完璧に具現化させたモデルでした。ディスクブレーキを標準で備えたフェラーリ初のロードカーであり、1952年から1963年にかけて登場した初期の250シリーズの中では最も有名なモデルのひとつに数えられます。この250シリーズは、ジョアッキーノ・コロンボが設計した、3,000 ccのV型12気筒エンジンを搭載するモデルです。

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1960 Masterpieces