この車両は、わずか 80 台のみ生産するスペシャル・モデルで、すでに完売になっています。フェラーリは、ピニンファリーナの 80 周年を記念として SA アペルタを生産しました。 SA という名前は、マラネッロで生産された最も成功したロード・カーに深く結びついている、セルジオ( Sergio )・ピニンファリーナと、アンドレア( Andrea )・ピニンファリーナの二人の業績に数々の敬意を表して命名されています。
SA アペルタは特徴的な V12 エンジンをフロントにレイアウトした完璧なオープン・トップを採用し、エモーショナルに楽しんでいただける本物のロードスターです。そのため、ソフト・トップは悪天候をしのぐためだけに設計されています。低めのフロント・ウィンドウを採用することで、 SA アペルタは他のモデルと比較しても低く構えたシルエットとなり、並外れた空力特性を持っています。側面から見ると A ピラーからのアーチが、シートのフォルムに美しく沿ったロール・バーと統合しているエアロダイナミック・フィンへと続いています。
シャシー構造面では、クローズド・ボディのベルリネッタと同等の剛性ながら重量の増加がほとんどないように設計されています。
ボンネット下にある 670 CV エンジンは、フェラーリ最先端の技術を採り入れ、ベンチマークとなるパフォーマンスはもちろん、ドライブする喜びを与えるという 599 のスポーティーな精神を見事に実現しています。内装も同様で、洗練された素材を用いたスタイリッシュでスポーティーなトリムや色彩が至る所に使用されています。無限に近い組み合わせが可能で、全ての SA アペルタはひとつひとつが唯一の存在であることを保証します。