750モンツァの発展型860モンツァは4気筒エンジンの 3431 cc版を採用しました。これは新型V12が登場するまでのつなぎのエンジンでした。デビュー戦、トゥーリスト・トロフィーでは控えめな結果に終わりましたが、アメリカに送られ、フィル・ヒルの操縦でナッソーに勝利します。続いてミッレミリアでは新しい290 MMに次いで、コリンズとムッソが2位と3位に入賞しました。860モンツァは4気筒エンジン時代の閉幕を告げるモデルで、フェラーリはこれ以降ふたたびV12に挑戦するのです。