500 モンディアルの第1号車は、モデナ出身のスカリエッティという名前の若いカロッツェリアが製作しました。これに先立って、エンツォの息子ディーノは父親からもらった古い166を新しいスタイルに刷新しています。スカリエッティはここからヒントを得て500 モンディアルの第1号車を作ったのです。一方、一般向けに販売されたモデルをデザインしたのはピニン・ファリーナで、全部で15台前後が製作されました。2000 cc 4気筒エンジンを搭載したこのモデルは多くのレースでクラスのトップを走り、賞賛されるべき成績を残しました。