195 SはV12エンジンのさらなる進化版を搭載しており、排気量は2350 ccになりました。これでパワーが増強されましただけでなく、扱いやすいパワー曲線を描くようになりました。ごく少数が作られた195 Sは、トゥリングがオープンとクーペ両方のボディを架装しました。
クーペを操縦したジャンニーノ・マルツォットは1950年のミッレミリアで記念すべき勝利を収めます。悪天候に災いされたこのレースは、マルツォットがダブルのスーツにネクタイを締めて走ったレースとしても記憶されます。