Ferrari SF90 Stradale アセット・フィオラーノは、インディアナポリス・モータースピードウェイの2.439マイル(3.925 km)ロードコースにて量産車におけるラップ・レコードを樹立。最高速度174.6mph (281 km/h)でサーキットを周回、1分29秒625というラップタイムを記録しました。
「7月15日にこのラップレコードを樹立するに至ったFerrari SF90 Stradaleの印象的なパフォーマンスは圧巻の一言です」と、テストを監督した国際モータースポーツ協会(IMSA)のレースオペレーション・シニアディレクター、マーク・ラフォーフ氏は言います。
「インディアナポリス・モーター・スピードウェイは、あらゆるメーカーの自動車試験場として1909年に建設されました。以来、私たちはそのDNAに忠実に従っています。レース専用車両で競技する場合でも、量産車で新しい基準を設定する場合でも、IMSの歴史的な2.5マイルオーバルと挑戦的なロードコースは、他に類を見ない自動車開発と性能を発揮する機会の場として在り続けています。112年の歴史の中で、これらの重要な記録の節目に立ち会えることに私たちは興奮を覚えます」と、IMSA代表のJ.ダグラス・ボレス氏は述べています。
「スクーデリア・フェラーリ90年の歴史に由来するSF90 Stradale の名前は、ロードカーの開発におけるモータースポーツの重要性を強調しています」と、フェラーリ北米社長のマッテオ・トーレは述べます。 「フェラーリ・レーシングデイズの期間に、ここインディアナポリス・モータースピードウェイでSF90 Stradaleを走らせたことは、今週末に行われるフェラーリ・チャレンジ、XX、F1クリエンティ・プログラムの準備を順調に進める絶好の機会になりました」
新型Ferrari SF90 Stradale は、これまでで最もパワフルな跳ね馬であり、最初のシリーズ・プロダクションPHEV(プラグインハイブリッド電気自動車)です。このニュー・モデルは、あらゆるレベルで飛び抜けており、前例のないパフォーマンスを発揮する量産車として、真のパラダイムシフトを起こしたと言えるでしょう。出力1,000 cv、パワーウェイトレシオ1.57 kg/cv、250 km/h走行時のダウンフォース390kgといった数値は、SF90 Stradaleをそのセグメントの頂点に立たせるだけでなく、V8がフェラーリ史上初めて最高峰モデルになったことをも意味します。
お客様は、標準的なSF90 Stradaleと、よりスポーツ性を強調したバージョンのどちらかを選択できます。Assetto Fiorano仕様には、GTレーシングから派生した特別なマルチマティックショックアブソーバー、カーボンファイバー(ドアパネル、アンダーボディ)、チタン(スプリング、エキゾーストライン全体)などの高性能素材による超軽量機能など、大幅なアップグレードによって30kgの軽量化が図られています。 もうひとつの違いは、速度250 km/h走行時に390kgのダウンフォースを生成する高ダウンフォース・カーボンファイバー・リアスポイラーです。 Assetto Fioranoは、ドライ・サーキットでのパフォーマンス向上を目的に、特別に設計されたミシュラン・パイロットスポーツCup2Rタイヤと一緒にオーダーしていただけます。このタイヤは、今回のインディでのラップ記録樹立にも貢献しました。